1948-05-20 第2回国会 参議院 司法委員会 第26号
憲法に言うところの「相當額の報酬」ということは、立法當時における物價その他との比率において考えられるところの相當額ということであつて、これは實質的に解すべきものである、物價指數その他と睨み合つて受けるところの……無論裁判官としての品位保持のための給與というものも入つておりまするが、そういうものすべてを含めて實質的に解すべきものである、こういうふうに考えております。
憲法に言うところの「相當額の報酬」ということは、立法當時における物價その他との比率において考えられるところの相當額ということであつて、これは實質的に解すべきものである、物價指數その他と睨み合つて受けるところの……無論裁判官としての品位保持のための給與というものも入つておりまするが、そういうものすべてを含めて實質的に解すべきものである、こういうふうに考えております。
○奧野政府委員 その點は非常に重大問題でありますと同時に、すでにしばしば各委員あるいはその立法當時における各種の委員會においても議論いたされ、結局先年制定された民法の應急措置に關する法律において、從來の法律上の家を廢止することになつて、現在は廢止されておるわけであります。
立法當時においては昨年中にこの中間處置をいたすということを考えたのでありますが、その後諸般の情勢上評價基準の決定が非常に遲れまして、御承知の通り大體評價基準の決定をつい最近みたような状況であります。
一つは、いくらかかるということは立法の當時においてわからない、立法當時だけでなくその後も年によって差等がありましてわからないというものがあると思うのであります。この國家賠償法のごときは、國家におきましても、地方自治體におきましても、實は計算しかねる、豫測しかねる費目に属すると思うのであります。